糸島市内の神社や寺院で、さい銭の盗難被害が相次いで発生している。糸島署によると、12日までに市内10カ所で、同じ場所での再発を含む計12件の被害が出ており、さい銭箱やその南京錠が壊され、さい銭が持ち去られるなどしているという。
被害に遭ったのは、前原中央や井原、大門、井田、篠原東、多久、志登の神社など。志登の志登神社では、末社に置かれていた木製のさい銭箱が破壊される被害が発生。幸いにもさい銭は盗まれずに済んだが、同神社の氏子総代は「すでに設置していた防犯カメラやセンサーライトを整備し直す。日暮れが早くなるこの時期はこうした事件が起こりやすく、仕方ないのか」と肩を落とした。