【糸島市】新鮮食材「糸農祭」盛況

ファッションショーも

 糸島市の糸島農業高(松尾法倫校長)で3日、糸農祭があった。大雨の影響で予定より1日遅れて開催したが、新鮮な野菜や加工品を求めて、保護者や地域の人たちが次々と訪れた。

 今年のテーマは「青春の1ページ~いつまでも心に残る思い出を~」。糸農生だけでなく、来場してくれた人も笑顔になるような企画を用意した。

動植物活用科が収穫した「糸農米」を販売する生徒たち

 動植物活用科は、今年初めて博多和牛を販売。同科の生徒が飼育管理してきた牛「ほのか号」を、サーロインやミスジ、ロースなど部位ごとに商品にした。開店前から50人以上が行列を作り、飛ぶように売れていた。

 また食品科学科が作った糸農ソースやイチゴジャム、園芸技術科のシクラメンや野菜のブースも多くの客が詰めかけた。

 ステージでは生活科学科によるファッションショーや太鼓部・書道部のパフォーマンスがあり、中庭では生徒が飼育する動物とのふれあい広場もあった。

 実行委員長の鶴田真千(まち)さん(2年)は「悪天候で延期になり、プログラムが変更になったり朝早くからテントを準備したりと大変なこともあったが、皆さんが笑顔で糸農祭を楽しんでくれてうれしい」と話していた。

=糸島新聞11月15日号に地域の文化祭やイベント、催し物情報掲載

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