田原俊彦さんの曲を歌って踊るエンターテイナー「おぬま」こと九大生の長沼耕大さん(22)。現在、糸島を拠点に地域のお祭りやマルシェなどのイベントで活動している。
高校生の頃、友達が中森明菜さんの曲を歌っていたことがきっかけで、昭和歌謡に興味を持った長沼さん。中でも歌いながら踊るトシちゃんを見て「かっこいいな、自分もやってみたい」と憧れるようになったそうだ。家やカラオケで練習しているうちに披露したくなった長沼さんは、ステージに出たい旨を地域のコミュニティセンターに申し出ることに。それからさまざまな人とつながり、歌と踊りを披露する機会が増えていった。
特に印象に残っているのは今年の8月にあった「南風ふれあい夏祭り」。足を高く上げたり、ターンをしたりする度に大きな歓声が上がり、1人でやっていた時にはない感動があったという。「活動を通して主催者の方や照明、音響、応援してくださる皆様などさまざまな人たちに支えられ活動できていると深く実感できた。支えてくださっている方々にいつか恩返しがしたい」と長沼さんは話す。「たくさんの人に笑顔、元気、夢、希望を届けられるエンターテイナーになること」。それが今後の目標だ。
(ママトコラボ取材班 村上和世)