【糸島市】蔵屋が限定酒

糸島産山田錦使用

 糸島市浦志の酒屋「蔵屋」が、糸島産山田錦を100%使用したオリジナル日本酒「蔵屋SPECIAL」の搾りたてうすにごり酒を販売している。

 取締役の清澤大道(だいどう)さん(45)は、創業60周年を迎えた今年、同市本の「白糸酒造」とタッグを組み、自ら酒造りの工程すべてに携わったオリジナル日本酒「蔵屋SPECIAL」を3月から販売。地元住民や飲食店で味わった人たちから「おいしい」と評判が広がり、限定1,800本が9月末に完売した。

搾りたて生酒をアピールする清澤さん(写真右)と妻の登希子さん

 そしてこの冬登場したのが、寒い時期しか味わえない搾りたての生酒。清澤さんは、10月中旬から仕込みを開始。米の浸水時間や蒸し加減など繊細な調整が必要な作業が多く、「蔵人さんの指導を受けながらも、自分主導で進めるプレッシャーは大きかった。それだけ完成したときの達成感は格別だった」と話す。

 うすにごり酒は、すっきりした口当たりと華やかな香り、新酒特有の米の甘みが特徴。食中酒として、食材の味わいを引き立てる。

 「自ら酒造りに携わることで、作り手の顔が見えるお酒になった。関わってくれた人とのつながりを大切にしながら届けたい」と清澤さん。「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け「地域に根づいた酒造りの大切さを改めて感じた。これからも地元と共に歩み、糸島の魅力を伝えたい」と思いを新たにしている。

 販売は、蔵屋のみ。1,000本限定で、価格は1,760円(税込)。

(糸島新聞社ホームページに地域密着情報満載)

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