アイビータップハウス
糸島市の中心街にある「IB TAPHOUSE(タップハウス)クラフトビール糸島店」で8日、新年の幕開けをイメージした限定ビール「First Sunrise(ファーストサンライズ)2025」の販売を開始した。カンボジア産のマンゴスチン果汁をぜいたくに使ったフルーティーで爽やかなサワーエール。缶のデザインには、糸島のシンボルである桜井二見ヶ浦の夫婦岩と初日の出が描かれている。

クラフトビールは、麦芽(モルト)、ホップ、酵母といった基本的な原材料の種類や組み合わせなどによって、色や香り、味わいが異なり、ブルワー(ビール醸造士)の創意工夫により、多彩な味わいが生まれる。
同店は、カンボジアに続き、昨年4月から糸島でのビール製造を開始した。JR筑前前原駅から徒歩5分の場所に位置し、1階が醸造所、2階ができたてのビールをグラスに注いで楽しむことができるタップハウスとなっている。週末限定で営業するタップハウスでは、数種類の出来たてビールなどを提供しており、おつまみなどのフードは持ち込み。子連れの家族やペット連れなど、年齢もさまざまな地域住民や訪日外国人などでにぎわう。

醸造責任者の藤戸淳平さん(27)は「東南アジアのライトなビールの特徴とマンゴスチンの持ち味を生かし、少し酸味のある甘酸っぱいテイストに仕上げた。ユニークな味わいなので、会話のきっかけとなり、ビールを通じてカンボジアの風土や文化を知る機会になればうれしい」と笑顔で語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)