働く世代チャレンジウォーク
人生100年時代、いくつになっても生き生きと元気でいたい。働く世代も、うまく仕事と健康を両立することが大切だ。昨年11月、糸島市は「働く世代チャレンジウォーク」を実施。職場仲間がチームをつくり、1日8000歩を目指してウォーキングする取り組みだ。参加したチームの一つ、「幸栄物産Healthマネジメントちーむ。」に話を聞いた。
メンバーは、小林千尋さん(37)、福島聡さん(49)、永嶋敬子さん(57)、市村由美さん(57)、豊里和美さん(63)の5人で、食肉の卸売会社「幸栄物産」(糸島市富)で働く。小林さんが社内に貼られたチラシを見て「上位目指してチャレンジしたい」と、職場の「精鋭」たちに声をかけたのがきっかけだった。
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メンバーは各自、目標を1日12000歩から18000歩に設定。会社は工場があり敷地が広いため、自然と歩数が稼げる環境だった。さらに昼休みに外を散歩したり、帰宅後に家の周りを歩いたりしてこまめに動いた。「コピーをとる間も足踏みしていましたね」と笑う。
歩数管理には、スマートフォンの「ふくおか健康ポイントアプリ」を使用。自分の歩数やチーム内での順位を確認でき「自分だけサボるわけにはいかない」とモチベーションのアップにつながった。
チャレンジ終了後は「以前は車を使っていた場所でも『近くだから歩こうかな』と思えるようになりました」。メンバー全員が、1日1万歩を目指す生活を自然と続けているという。
これからウォーキングを始めたい人に、「まずは短時間でいいので、一度歩いてみて」とアドバイスする。「車で通るだけでは気づかない発見があり、楽しくなってきます」。また今回使用したアプリは「県で開催する他のイベントでも使え、人とのつながりが感じられておすすめ」とのこと。
健康的な生活と運動は切り離せない。まずは一歩踏み出し、5年、10年後の健康につなげてみませんか。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)