資産形成などテーマに
福岡銀行は1月23日、糸島市の糸島農業高で「家計管理」や「資産形成」をテーマにした出前講座を開いた。県教育委員会から委託された「県立高校金融リテラシー教育業務」の一環で、同高ではこの日、約150人の1年生が参加した。
福岡銀行糸島支店(同市前原中央)の阿部祥子課長代理は生徒たちに「将来の夢や目標はありますか」と問いかけながら、就職、結婚、子どもの養育・独立、定年退職といった人生のライフイベントに合わせて、住宅・教育・老後という三大資金が必要になることを説明。「お金が足りないばっかりに、夢を諦めなくてもいいように、資金を計画的に用意していく、つまりライフプランを立てることが重要」と強調した=写真。
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またスマートフォンやハンバーガーなどの10年前と現在の価格を比較しながら、長期的な資金計画を立てる際には、物価の上昇を考慮に入れる必要があることを伝え、「計画的な貯蓄」や「資産の運用」など、資金を確保する3つの方法を紹介。
企業投資による資産運用について、「投資はお金が増えることもあれば減ることもある、つまりリスクがあるということを知っておいて。リスクというのは、普段私たちは危険性という意味で使うことが多いと思うけど、金融商品でいうリスクとは、可能性のことを示す」と解説。
キャッシュカードの不正利用など金融トラブルに巻き込まれないために必要な知識などにも触れ、「この授業をきかけに、まずは知ること、そしてご自身で調べて確認をすることを実践していただければ」と語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)