さらなる発展目指し記念試合
糸島市・福岡市西部を中心に活動する幼児・小学生・中学生ラグビーチーム「伊都ヤングラガーズ」が創立50周年を迎え、記念試合が11日、九州大学伊都キャンパス陸上競技場で行われた。晴れわたる冬空の下、ミニ、ジュニアの部に分かれて、選手たちは熱戦を繰り広げた。
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伊都ヤングラガーズの前身は、小学生を対象に1974年に創立した「引津リトルラガーズ」。「One for all,all for one」の精神のもと、健全な身体と心を養い、世界に通じる人材を育成することを目的としてきた。
2006年に、中学生を対象とした「伊都ヤングラガーズ」を創部。2015年には、引津リトルラガーズと伊都ヤングラガーズが一体となり再出発した。当初は20人でのスタートだったが、2015年にラグビーワールドカップで日本チームが活躍したことなどが追い風となり、今は中学部31人、幼・小学部104人の総勢135人が活動している。
引津リトルラガーズで30年間コーチを務めた大蔵誠嗣さん(75)は、当時を振り返り「なんでも手探りで始めて苦労もあったけど、とにかく子どもたちにラグビーを好きになってほしいと、長所を褒めながら指導していた」と懐かしんだ。
伊都ヤングラガーズ創設時に会長を務め、現在は名誉会長の吉丸秀利さん(66)は「ラグビーは身体を張ってタックルするという、自分自身に勝つ必要があるスポーツ。チームメイト同士で声を掛け合い、仲間と絆を築くのは、社会に出ても役に立つこと」とラグビーの魅力を語った。さらに「多くの保護者や関係者に支えられたことに大変感謝している。50年に満足せず、これからも継続して活動していきたい」と話した。
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