【糸島市】高校生 ボッチャで交流深める

糸島特別支援学校と糸島高 試合重ねるごとに打ち解け

 糸島市泊に昨年4月に開校した糸島特別支援学校で7日、高等部の生徒と糸島高校の生徒による「糸島交流ボッチャ大会」が開催された。地元の高校生同士の交流を目的に、福岡県障がい者スポーツ協会が県の委託を受けて主催。糸島高校から生徒会執行部を中心とした25人が訪問し、特別支援学校高等部1年の生徒17人とスポーツ交流を行った。

息をつめボールの行方を追う選手たち

 ボッチャは、基準となる白いボールに向かって赤や青のボールを投げ、どれだけ近づけられるかを競うスポーツ。年齢や障がいの有無に関係なく、誰もが一緒に楽しめるのが特徴。学校ごとのチームや混合チームなど、さまざまな構成で8チーム編成し、トーナメント戦を実施。最初は緊張した様子だった生徒たちも、試合を重ねるごとに打ち解け、「うまい!」「惜しい!」といった歓声が体育館に響いた。互いにハイタッチを交わす場面も見られ、和やかな雰囲気に包まれた。

 糸島高1年の中野奏佑さんは「初対面でお互い緊張していたけれど、ボッチャを通して盛り上がり、心が通じ合えてうれしかった」と笑顔を見せた。また、特別支援学校高等部1年の石井玲央さんも「お互い神プレーを連発し、対戦のおもしろさを味わえた。初心者ばかりの糸高チームが決勝に進出し、うまくてびっくりさせられた」と興奮気味に語った。

 特別支援学校の清水満校長は「今回は仮称として『糸島交流ボッチャ大会』としたが、恒例の大会にしていくために、参加者から正式な大会名を募集したい」と語り、今後の継続的な交流への期待を寄せた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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