「日本太鼓ジュニアコンクール」
日本太鼓の伝統を次世代に継承し、その魅力を伝える「第27回日本太鼓ジュニアコンクール」が3月23日、大分市で開催され、糸島市を拠点に活動する子ども和太鼓集団「糸島二丈絆太鼓」(田中茂雄代表)が、準優勝にあたる総務大臣賞を見事に勝ちとった。

全国の予選を勝ち抜いた43団体とブラジル、台湾から各1団体、合計45団体が出場。絆太鼓にとっては2年前に続く2度目の準優勝。田中代表は「やっと全国レベルのチームになったかな」と、創立から22年にわたる積み重ねを振り返った。
小中高生15人が出場し、課題曲と自由曲「鳴神(なるかみ)」を演奏。肥沃(ひよく)な糸島の大地に激しい雨とともに現れる雷神を、日本太鼓特有の重低音から高音楽器までのさまざまな音の組み合わせで表現した。
発表では、特別賞10賞に続き5位から優勝までが読み上げられた。準優勝の名が告げられた瞬間、会場には大きな拍手が沸き起こり、立ち上がったメンバーたちの目には涙があふれた。
創立以来、週5~7日の練習を行ってきたが、今大会に備え、伊都文化会館での舞台練習を大幅に増やした。「これまでの自分たちのスタイルでは全国の舞台には届かない」と、他が真似できない斜め打ちの技術や一糸乱れぬ動き、法被にハチマキといった「全国仕様」の演奏スタイルを取り入れ、外部講師の指導を受けながら地道に力をつけてきた。「悔しい思いは後輩に託したい」。チームの要として活躍してきた上林山光喜さん(18)は思いの丈を述べた。

▽定期公演、27日に開催
全国大会の熱が冷めやらぬ中、絆太鼓は27日、伊都文化会館で定期公演を開催する。公演タイトルは「和太鼓たぎり襲来公演-極-最強の好敵手」。今回の舞台では、これまで代表の座を競い合ってきた県内のライバル、糸田町の和太鼓チーム「たぎり」との競演が実現する。

「観客の皆さんに喜んでもらえることが何よりうれしい」と話すのは、埜渡隆志(たかゆき)さん(13)と西絆花(ほだか)さん(13)。たぎりとの共演を心待ちにしながら「精一杯演奏するので、ぜひ見に来てください」と意気込んでいる。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)