ジュニア男子シングル部門 4月の大会前に月形市長訪問
エアロビック競技の世界最高峰の大会の一つであるスズキワールドカップ2025第36回エアロビック世界大会(26、27日、東京都・大田区総合体育館)ジュニア(15歳から17歳対象)男子シングル部門に、糸島市の帆足航選手(15)=HOASHI Fitness(ホアシフィットネス)所属=が出場する。3月28日、市役所を訪れた帆足選手は、月形祐二市長に「目標はメダルを獲ること」と意気込みを語った=写真。

両親の影響で、2歳でエアロビックを始めた帆足選手は、22年に同大会の12~14歳のカテゴリーで優賞。23年にも同カテゴリーで3位入賞している。
帆足選手は、昨年11月のスズキジャパンカップ2024第41回全日本総合エアロビック選手権大会と、今年1月の第20回JOCジュニアオリンピックカップ全国エアロビック選手権大会in袋井2025でいずれも準優勝し、今大会への切符を手中に収めた。

大会では、縦横10メートルの競技エリアで1分25秒の時間内に、音楽に合わせて披露するエアロビックステップ(芸術点)、エレメントと呼ばれる技の難度点の双方の完成度(技術点)の合計点により採点される。
大会に向け、「新ルールに順応して減点されないプログラムを練り上げたい」と帆足選手。得意のコサックジャンプを取り入れながら、技の難易度を上げる練習にも取り組み、家族の協力を得ながら、入念に準備を進めている。
今大会には世界約20カ国から200人ほどの選手が参加。世界大会で毎回上位に入るようなヨーロッパの強豪たちも出場を予定しており、帆足選手は「トップレベルの選手たちと会えるのも楽しみだけど、その中に入ってメダルが狙えるように頑張りたい」と、静かに闘志を燃やしている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)