ファームパーク伊都国 木工体験や漬け物教室 野菜販売も
農業や林業を身近に感じ、親しんでもらおうと「農林祭」が19、20日、糸島市高祖のファームパーク伊都国で開催された。
「トンカチ館」の「とんかちまつり」では、木工体験や糸島産の木でできたアクセサリーやコースター、「久竹会(きゅうちくかい)」が作った竹細工の販売などが行われた。
福岡市西区から訪れた森駿太朗さん(10)は、糸島産ヒノキを使った箸づくりに挑戦。1センチ角、長さ20センチの木材にかんなをかけて丁寧に仕上げた。「かんなでスッと木が削れるのが気持ちいい」と約15分間、黙々と作業。妹のわかなさん(8)も、木のこいのぼりをかわいらしく色づけして、壁掛けを完成させた。

体験ブースで行われた「漬け物教室」では、地元野菜の魅力を発信するグループ「旬の会」の笠さえ子さんと岡部洋子さんが講師を務め、ダイコンのしょうゆ漬けとキュウリの酒漬けを作った。料理に興味があるという福岡市早良区の姉妹、青野莉奈さん(8)と真依さん(6)は、野菜に漬け込むショウガやトウガラシを器用に刻み、手作りの楽しさを味わった。母親は「少しの手間でこんなに味わいのある漬け物ができるんですね」と笑顔を見せていた。

会場には、新鮮な地元産の野菜が手頃な価格で並ぶ青空市のほか、たこ焼きやクレープなどを販売するキッチンカーも出店し、来場者でにぎわっていた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)