【糸島市】糸島半島歩いて2周

110キロウォーク

 第14回糸島三都110キロウォーク(同実行委員会主催)が19日から20日にかけて開催された。糸島市志摩の志摩中央公園をスタート・フィニッシュ地点にし、923人が制限時間28時間以内に糸島半島を2周するレースに挑戦。地域特派員も参加し、ウォーカーの視点から大会を取材した。

 大会では、上野賢太郎実行委員長が開会宣言。「110キロウォークは自分自身の限界と競う大会です。自分が思うより、自分の限界は少し先にあります。ゴールでお待ちしています!」と参加者たちにエールを送った。

 晴天に恵まれた19日正午、ドラが鳴り響く中スタート。コース上には、案内表示が丁寧に設置され迷うことなく進む。矢印には「千里の道も一歩から」など手書きの応援メッセージが書かれ、長い道のりの楽しみとなった。

 コースには、つまんでご卵、志摩中学校、空調技研工業、井原住吉神社にエイドポイントが設けられ、ボランティアが温かい声掛けと共におにぎりや御縁もちなどを配布。途中雨が降るときもあったが、志摩中央公園では温かいそうめんちりが提供され、糸島の郷土料理に、身も心も休まった。

1周目を歩き終わったウォーカーたちを拍手で迎えるボランティア

 17時間台でフィニッシュした大学院生の日隈泰雅さん(23)は「昨年の10月から練習を始めました。この大会は糸島の風景を感じることができる大会。大学進学を機にこちらに来ましたが、糸島が大好きです」と話し、充実した表情を見せた。

 497人が完歩、完歩率は53.8%だった。筆者は惜しくもリタイアしたが、精いっぱい力を出し尽くすことができ、悔いはなかった。全てのウォーカーの健闘を称えると共に、実行委員会、ボランティア、応援してくれた人たちに心から感謝したい。

 (柳詰紘子)

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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