5月6日、加布里
糸島市在住のクラシックギター奏者・松本富有樹さん(34)が5月6日、糸島市加布里のギターサロン・カフリでデュオコンサートを開催する。国や年代を問わず、幅広い曲目が演奏される。今回のコンサートは、松本さんの師でもある北九州市在住のギタリスト・池田慎司さんとのデュオ。息の合った演奏が披露される。
松本さんは大分県湯布院出身。スイス・バーゼル音楽院に留学し、ルネッサンスから現代まで、さまざまな時代の音楽を幅広く学んだ。400年以上前に誕生したバロックギターは、複弦や装飾などが特徴的。時代と共に変遷する多様なギターを弾きこなす。
昨年、妻の遼さん(36)とともに家族で糸島市へ移住。「イノシシやサルなど、野生動物のお客さんが多くて自然豊かで驚きます」と笑う。自宅に併設したギターサロンは「ギターの音色を心地よく楽しめる、こじんまりとした空間」。「動画などで気軽に音楽を楽しむのが当たり前になった時代だが、同じ場所に集い、木でできた楽器が奏でる〝生の音〟の振動を感じてほしい」と語る。

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)