飯盛神社
鎧兜(よろいかぶと)をつけ還暦を祝う「鎧着初めの式」が4月29日、福岡市西区の飯盛神社であった。参加者たちは、これまで支えてきてくれた人たちに感謝の気持ちを捧げ「第二の人生」を歩み出していく新たな決意をした。
武家で13、14歳になった男子が鎧を着る儀式をしたのに倣い、この日は計11人が陣幕の張られた境内で、大将の鎧を着せてもらった。今年初めて女性の参加もあり、2人が堂々とした武者姿となった。
式では、弓道の経験がある男性と女性の参加者が厄よけを祈念して鏑矢(かぶらや)を放ったのを皮切りに、射手によって次々と矢が放たれていった。その勇敢なさまを見守った参加者たちは、最後に力強くむちを振り上げ「エイエイオー」と高らかに勝ちどきを上げた=写真。

妻と参加した西区の中瀬徹さんは「ともに還暦となる年なので、一緒に祝いたいと思った。これからは、ちょっと時間に余裕ができるので、趣味を楽しみたい」と話していた。

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