痴漢や盗撮の注意呼びかけ
若い女性を狙った犯罪が増える夏場を迎えることから、電車内や駅構内での痴漢や盗撮行為を防ごうと、糸島市のJR筑前前原駅構内に、糸島農高の生徒による注意喚起のアナウンスが流れている。
糸島署と同高、同駅が協力。高校生が被害防止を訴えることで「より、駅利用者の耳に届くのではないか」との思いから4月28日、同高生徒会執行部書記局放送チーフの相川歩夢さん(16)が、同駅で録音を行った=写真。

「私たち糸島農業高校は、糸島警察署、筑前前原駅と協力して、電車や駅構内での痴漢、盗撮の被害防止に取り組んでいます。被害に遭われた方は、周りの人に助けを求めましょう。被害を見かけられた方は、110番通報をお願いします。みんなの力で痴漢、盗撮をなくしましょう」。
落ち着いたよく通る声でアナウンスを吹き込んだ相川さんは「友人や家族にイントネーションとかをチェックしてもらいながら練習を重ねた。この放送が流れることで、被害に遭われる方が一人でも減れば」と語った。同駅によると、8月末までの朝7時から夜8時まで、十数分に1回流れるという。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)