バリガムラン糸島
糸島市神在東にあるインドネシア料理店「バリバリバリ」の常連客らが中心となり2年前に結成した音楽グループ「バリガムラン糸島」。インドネシアの伝統音楽であるガムランの魅力を広めたいと、月に1~2回、講師を招き練習に励んでいる。

4月28日には、博多どんたく港まつりのパレード初参加に向けての最終練習が行われ、12人のメンバーがリズムの確認や立ち位置の調整などに熱を入れた。友人の誘いで見学に訪れていた千葉県在住の山片重信さん(51)は「音の流れに身を任せる感じがとても心地良かった。来年糸島への移住を考えているので、その時はぜひ仲間に加わりたい」と笑顔を見せた。

パレードでは、重い金属製の楽器を担いでの演奏となるため人手が必要で、SNSで協力を呼びかけたところ、技能実習生など10人ほどのインドネシア人が快く参加を申し出たという。博多どんたくの本番では、大勢の観衆が詰めかける中、メンバーたち総勢36人がバリ島の正装に身を包み、愉快に演奏しながら練り歩いた。



「グループの活動を多くの人に知ってもらい、バリガムランを一緒に楽しむ仲間がもっと増えますように」と語るのは、講師の藤本民子さん。年齢や職業、住む場所もさまざまな人たちが集まって奏でる、ガムランの癒やしに満ちた柔らかな音色が、糸島でますます広がっていきそうだ。
Youtubeにも練習風景の動画を掲載しています。
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(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
ママトコラボ取材班 榮 鮎子