あごらで31人参加
デザイン性に優れた新聞紙面を生かし、エコバッグ作りをするワークショップ(西日本新聞社主催)が6月25日、糸島市の健康福祉センターあごらで開かれた。ものづくりに関心のある31人が参加し、折ったり、のりを塗ったりしながら、紙面が立体のバッグへと変わっていく過程を楽しんだ。

講師を務めたのは、しまんと新聞ばっぐインストラクターの資格を持つ同社の二島朋美さん。高知県・四万十川中流域で誕生した「しまんと新聞ばっぐ」に魅了され、「長年の愛読者に感謝を込めて、情報提供だけではない新聞の新たな魅力を伝えたい」と普及活動に取り組んでいる。
この日は、初めてでも慣れれば10分程度で作れる「10minutes(ミニッツ)ばっぐ」に挑戦。会場の机には、でんぷんのりや筆、折り目を付けるための小瓶が並び、色とりどりの絵が載った紙面が用意された。参加者たちは、「折り紙を思い出すね」など話しながら、好きな図柄を表に出すにはどう折ればいいかを考えたり、「ここののり付けで合ってる?」と隣同士で確かめ合ったりと、和気あいあいと制作を進めた。完成した瞬間にはあちこちで歓声が上がり「記事や広告などお気に入りの紙面を探す楽しみが増えた」「高齢者サロンなどでやったら、頭の体操にもなって楽しいね」といった声も聞かれた。
午後からは、県内でも多発している警察官を名乗る詐欺について、同社の警察担当記者が取材を通して見えてきた最新手口を紹介。続けて糸島署生活安全課の担当者が、実際に市内で起きた事例や、被害を防ぐための具体策を紹介し、参加者たちは真剣な表情で耳を傾けた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)