糸島LIFE 3
糸島でまちづくりをがんばる人や団体のためのコンテスト「いとしまちづくりんピック」が26日、糸島市の「オープンコミュニティスペース みんなの」であった。最優秀まちづくり賞に伊都の杜自治会が選ばれ、グランプリの賞金として15万円が贈られた。
16団体が参加エントリーし、二次審査に進んだのは「いとしまハローピースアクト」「南風ささえあい隊」「伊都ジュニアオーケストラ」「パトラン糸島」「伊都の杜自治会」の5団体。
伊都の杜自治会は、「明日をもっと笑顔に」を合言葉に活動してきた3年間の成果を発表。子育て世代が多く住む同地区で、地域の情報発信に使うのはLINE、月1回発行の新聞、ホームページ。情報を即時に一斉配信したり、紙や電子版を使って記録に残したりと、それぞれの利点を活用している。
安全なまちづくりに向けたカーブミラーや防犯カメラの設置、仲間づくりのためのイベント開催や、学びの場としての集会所活用を紹介した。
石長史康自治会長(33)は「伊都の杜に住む2千人の住民同士、顔が見える関係を目指す。地域に知り合いが増えるのは防犯に良いし、あいさつも自然とすすむ。30年見据えた活動をしていく」と展望を話した。
コンテストを主催した、いとしまちづくりんピック委員会の松本崇人さん(25)は「伊都の杜自治会はプレゼンの中身が分かりやすく、課題を解決するメソッドがたくさんあった。なにより、圧倒されるほどの熱量を石長さんが持っていた」と活動を評価した。
(2023年3月21日付糸島新聞)