【糸島市】男女共同参画へ学習会

糸島ネット 女性活躍の場 必要性確認

 糸島市男女共同参画推進連絡会議(通称・糸島ネット)は2日、糸島市内で本年度の総会と参加型学習会を開いた。会場には会員をはじめ、市議会議員や行政区長などが集まり、「身近な地域活動における男女共同参画の取り組み」について意見を交わした。

参加型学習会では、活発に意見が交わされた

 総会では、本年度の事業計画案と予算案が承認され、代表に「志摩かがやきネット」会長の吉村忠士氏が選出された。

 学習会では、市人権・男女共同参画推進課の犬丸智之課長補佐が「地域活動における男女共同参画の推進」と題して講話を行った。市が発行する「自治会アイデアブック」をもとに、男女共同参画社会の必要性を強調。昨年度の市内区長164のうち女性は4人で、全体の2.4%にとどまっている現状を紹介し、役職の負担が一部の人に集中しないよう、業務内容の見える化やマニュアル作成、必要に応じた業務の見直しといった工夫も提案された。

 続いて行われたワークショップでは、6班に分かれて実際の自治会活動や自身の体験、これからできそうな取り組みについて話し合った。「ジェンダーや世代のギャップを埋めるために、若い人の考えを聞く場が必要」「子育て世代の参加を促すために、親子で楽しめる行事を企画しては」などの意見が出された。

 吉村会長は「適材適所で女性も活躍できる場をつくっていけば、自然とこれから女性の登用も進んでいくはず」と話していた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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