飯盛神社
福岡市西区飯盛の飯盛神社(牛尾秀司宮司)の中宮社で6月30日、水無月の大祓(おおはらえ)式があり、中宮社近くで護摩焚(ごまた)きが行われた=写真。護摩焚きでは、神職たちが大祓を唱える中、参拝者が炎を勢いよく上げる護摩壇で、願い事を書いた護摩木を焚いて祈願した。

護摩焚きは、中宮社が650年ぶりに再建された翌年の2003年から行われ、知らず知らずのうちに身についた罪けがれをはらい除き、諸願成就の祈りが捧げられている。今年は早くも梅雨が明け、真夏到来の中での護摩焚きとなったが、約100人が参拝して護摩壇を囲み「無病息災」「家内安全」などの願いを込めて護摩木を焚いた。参拝者には、お餅と一緒に茅の輪が頒布された。糸島市から参拝した男性は「緑に囲まれた飯盛山の中腹で、護摩焚きの煙が上がり、神々しさを感じました」と話していた。
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