開通1ヵ月後見通し
10日の大雨で土砂崩れが発生し、「サンセットロ-ド」の名前で親しまれている糸島市の県道54号(福岡志摩前原線)の数カ所でのり面が崩れ、一部で19日現在も通行止めが続いている。同市内から人気の観光スポットである二見ケ浦の夫婦岩に通じる道路でもあり、観光客らの足に影響が出ている。県土整備事務所前原支所によると「調査の結果、のり面に不安定な土塊などがあり、二次被害を防ぐためにも防護施設を設置しなければならず、設計施工に1カ月程度かかる」といい、開通は片側通行で約1カ月後になる見通し。

同支所によると、10日に志摩地域で1時間に最大時間雨量100ミリを超える雨が降った影響で、県道ののり面が約20メートルにわたって崩壊する場所があるなど、複数箇所で土砂崩れが発生。志摩桜井二見ケ浦から志摩桜井大口間などで全面通行止めとなっている。
この影響で、昭和バスのウエストコーストライナー(二見ケ浦~天神・博多駅)と糸島サンセットライン(芥屋~二見ケ浦~西の浦)、西の浦線の快速便は当面の間、全便運休。同線の各停便は伊都営業所~二見ケ浦~西の浦間で全便運休しているが、西の浦~今宿駅前・九大学研都市駅間は通常通り運行している。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)