糸島市瑞梅寺の集会所で月に1回開かれている「瑞(みずき)サロン」で18日、新聞紙とのりだけで作るエコバッグ作りが行われた。

地域住民4人が参加。和やかな雰囲気の中、インストラクターの指導を受けながら、空き瓶を使って折り目を付けたり、筆でのりを塗って貼り付けたり。「のり付けの前に手を入れて袋がちゃんと開くか確認してください。貼る場所を間違えるとバッグになりませんよ」との声かけに、思わず笑い声があがる中、参加者たちは熱心に手を動かした。
約30分で完成した小ぶりのワンハンドルバッグに、みな満足そうな表情。続いて取っ手が2本のバージョンにも挑戦した。「さっきやったばかりなのに」と苦笑しながら、折り目を確かめ合い、手作業を楽しんだ。
制作後はお茶を飲みながら活用法談議。「新聞は吸湿性があるので野菜の保存にいい」「取っ手を付けなければ冷蔵庫の野菜室の仕分けに便利」「昔は畳掃除にぬらした新聞紙をちぎってまいていた」など、暮らしの知恵にも話題は広がった。
「住民同士、なかなか顔を合わせる機会がないので、ここで集まっておしゃべりするのはいい刺激になっている」と、サロン代表の井上文子さん。参加者は「何を入れて使おうか」と思案しながら、笑顔で会場を後にした。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)