糸島市は9月26日、国勢調査に従事する調査員であることを証明する「調査員証」1枚を紛失したと発表した。調査員は21日午前10時15分ごろ、業務に向けて出発する際に紛失に気付いたという。同29日の時点で紛失した調査員証の悪用による被害は確認されていない。
市によると、調査員は調査のために調査員証を首から下げて20日午前10時ごろ、自宅を出発。市内の担当地区を巡回し、15~16軒に調査票を配布した際は、調査員証の所持を確認していた。翌21日午前10時過ぎ、出発時に紛失に気付いた。22日に市へ報告し、自宅や移動経路を捜索したが発見に至らず、同日、調査員が糸島署へ遺失届を提出した。調査員証は29日現在も見つかっていない。
市は再発防止のため、国勢調査指導員を通じて、市の全国勢調査員に調査員証や調査関係書類の管理を徹底するよう指示。
市企画秘書課は、国勢調査など統計調査を装う「かたり調査」に警戒するよう注意喚起。調査員は顔写真付きの調査員証を携行しており、調査員の訪問を受けた際は、調査員証を確認するよう求めた。
不審な調査活動に気づいた際は、糸島市国勢調査コールセンター=092(324)0008まで連絡を。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)