【糸島市】糸島市民まつり 子どもの笑顔満開

 第13回糸島市民まつりが4、5日の2日間、同市志摩初の交流プラザ志摩館特設広場を中心に開催された。「がんばれ糸島~糸島らしさと子どもたちの笑顔~」をテーマに、糸島の魅力あふれる産品が集まり、子どもが楽しめる体験ブースや野外ステージなど多彩に企画。初日は雨空だったものの、2日目は好天に恵まれ、市内外から計約2万7千人が来場して大いににぎわった。

アイドルグループ「LinQ」のステージに会場は大いににぎわった

体験ブースや野外ステージを企画

 糸島産の食材を使ったグルメや農産加工品、スイーツを楽しめる「伊都國百貨店」には、100を超える店舗や団体が出店。初出店の和菓子店「くろだ玄海堂」では、糸島産サツマイモを使った芋きんつばや栗大福が人気を集めた。黒田友香里さんは「最近は和菓子屋が少ないからと高齢の方に来ていただいたり、『ファンです』と声をかけてもらえたりしてうれしい」と話し、笑顔で接客に追われていた。催事コーナーでは、糸島産小麦について楽しみながら知ってもらおうと、小麦詰め合わせセットが当たる麦わら帽子投げのゲームが行われた。

 隣接する志摩中央公園プロムナードには、丸太切り体験やメダカすくいなどのブースが並び、多くの家族連れでにぎわった。志摩中学校のブースは、伝統野菜「芥屋かぶ」について知ってもらおうと、クイズや野菜の重さ当てゲームを行い、生徒がデザインしたステッカーやしおりをプレゼントした。同校は起業家教育の一環として、農作物の生産・販売を手掛ける模擬の会社「志摩レンジャー」を設立しており、12月に自分たちで育てた芥屋かぶを販売する予定にしている。販売促進部の部長を務める濵近珠里さん(15)は「楽しみながら芥屋かぶに興味をもってもらえたと思う」と充実した表情を見せた。

丸太切り
野菜の重さ当てゲームを楽しんでもらう志摩中の生徒たち

 また、志摩歴史資料館では「MOA美術館糸島児童作品展」が開かれ、園児や小学生の入賞作品80点などが展示された。子どもたちの絵に音楽を添えて楽しんでもらおうと、ピアノのミニコンサートもあり、来場者は優雅なピアノの音色に耳を傾けていた。

 会場では、糸島高校や前原西中、志摩中から2日間で延べ100人ほどの生徒がボランティアとして参加。受付やごみの分別など運営を支え、まつりの進行に貢献していた。

 実行委員長の宮本博之さんは「自分たちが楽しんでこそ、市民の皆さんにも喜んでもらえると準備してきた。糸島の魅力を感じ、多くの人に笑顔になってもらえたら」と語った。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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