郷土料理体験ツアー
玄界灘に浮かぶ糸島市の離島の姫島で1日、「姫島しま旅郷土料理体験」ツアー(糸島市観光協会主催)が行われた。人口減少対策の一環で住民の声をもとに企画され、25人が参加した。

市営渡船に乗って島に到着すると、港では早速、猫たちのお出迎えがあり、カメラを構える人の姿も。ツアー一行は、姫島の郷土料理を味わう会場の公民館に移動。島で受け継がれてきた料理の押し寿司や具そうめん、他にも鯛(たい)めしやカンパチの刺身、姫島産タマネギとイサキを使ったフライなど島の恵みがずらりと並んだ。料理は地元の人たち4人が前日から仕込み、心を込めて作った。姫島ならではの味を堪能し、おかわりをする参加者も多かった。









食後は野村望東尼獄舎跡や姫島小学校、姫嶋神社、シーガルショップ(島唯一の店)を巡る散策へ。志摩師吉から参加した田川隆太郎さん(76)は「糸島に住んで約8年。初めて姫島に来ましたが楽しかった」と笑顔を見せた。他の参加者からも「郷土料理を体験できて貴重な機会になった」「神社から見える景色がきれいだった。また来たい」との声があった。ツアーは10月、11月は既に満席。好評につき12月や来年1月にも実施する予定。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
ママトコラボ取材班 柳詰紘子
