市内神社で花手水
糸島市内の神社で1日から、糸島産の花などで手水鉢を彩る「花手水」が行われている。華やかな手水鉢に迎えられた参拝者は、思わず顔をほころばせている。

JA糸島花卉(かき)部会の花卉農家と糸島神職会、装飾を担当する地元花店が協力して実施。11月いっぱい、前半と後半で場所を変えながら、計22社で開催される。あわせて神職会では、それぞれの社殿をモチーフにした切り絵風の御朱印を制作。花手水の期間、各神社で数量限定(1枚1,000円)で頒布する。
10月31日には、同市波多江駅南の産宮神社(岡本靖文宮司)で花の奉納が行われた。花の設(しつら)えを担当したのは、神在西のフラワーショップTSUKASA。青竹やつる植物などを用いて立体的に花を生け、布製の鞠(まり)なども添えた。スタッフは「七五三の参拝者も意識して『かわいい』をテーマにしました」とにっこり。参列した氏子総代や来賓らも一輪づつバラの花を受け取り、笑顔がこぼれていた。
高宮康弘部会長は「関係者の皆さんのおかげで5年目を迎えられた。『花の産地・糸島』が定着しつつあるのはうれしいし、秋の恒例行事として今後も工夫を重ねていきたい」と笑顔で語った。
今月30日まで。
問い合わせはJA糸島営農部園芸振興課花卉係=092(327)0436
開催期間や御朱印の詳細は各神社へ。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
