パキス場所 伊勢ノ海部屋と交流
大相撲九州場所を前にした5日、伊勢ノ海部屋の力士たちが糸島市志摩小富士の志摩老健センター・パキスを訪れ、利用者と交流した。20年以上続く恒例行事で、施設内は笑顔と歓声に包まれた。
訪問したのは、錦木(にしきぎ)関、日煌(にっこう)さん、鬨王(ときおう)さんの3人の力士と、マネージャーで元力士の浅坂直人さん。施設の職員が力士たちに挑む「パキス場所」では、相撲取りに扮(ふん)した4人が登場。果敢に立ち向かう職員に、力士はごろんと投げ飛ばされるシーンを演じたり、取り直しの大一番が繰り広げられたりと会場は大盛り上がりとなった。

最後は力士たちが会場を回り、握手や写真撮影をして交流を深めた。デイケアを利用する80代の女性は「いつも錦木関をテレビで応援しているので、実際に会えてとてもうれしい。これからの力になります」と声を弾ませ、握手の感触を確かめていた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
