志摩の小河さん
糸島市志摩の小河紀子さんの庭で、昨年に続き今年も亜熱帯果樹のアボカドの木が実をつけた。
約10年前「福岡市内でアボカドの実がなった」という新聞記事を目にした小河さん。草花を育てるのが大好きで「私も一度、アボカドの実がなるところを見てみたい」と、食べ終わったアボカドの種を大切に植えたという。

やがて木は5メートルを超えるほどに成長し、青々と葉を茂らせた。そして昨年、初めてクリーム色の花が咲き、秋には光沢のある手のひらサイズの実が20個ほど実った。今年も、昨年よりは少ないものの再び実をつけた。
「ちょっと小ぶりだけど、味はちゃんとアボカド」とにっこり。成長ぶりをおもしろがった小河さんは、敷地内のあちこちに種を植え、今では4、5本のアボカドの木が葉を揺らしている。
年々の温暖化で九州でも亜熱帯果樹の栽培適地が広がるなか、小河さんの庭ではいち早く亜熱帯の風が吹いている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
