九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)で1日、2日の両日、第78回「九大祭」が開催された。「星瞬(せいしゅん)」を統一テーマに、学生たちが日頃の成果と青春の情熱を注いだ200以上の企画を披露。今年は地域住民への一般公開も行われ、秋晴れのキャンパスには、星のように輝く学生たちの熱気と多くの来場者の笑顔があふれた=写真。

多彩な企画が並ぶ中、体育館で催された「謎解き脱出ゲーム」をお目当てにやって来たのは中学1年生の2人組。普段はそれぞれ長崎県と福岡県で生活する宮谷咲夢(さきむ)さん(13)と鐘ヶ江凜さん(13)だ。駆け出しの警官が事件の謎解きをしていくゲーム。2人は「脱出できなかったものもあったけど、3位で脱出できたのもあった」と興奮気味。「唐揚げやポテトも買った」と、学園祭の「遊び」と「食」の両面を満喫していた。
一方、構内では大学ならではの研究室公開も行われ、最新の科学技術を分かりやすく解説するブースも盛況だった。訪れた家族連れらが学生の説明に熱心に耳を傾ける姿も見られた。学生たちは日頃の研究成果やパフォーマンスを通じて、来場者との交流を楽しんでいた。
(地域特派員・北垣玲音)
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