高額の振り込み手続きを申し出た60歳代の男性客に対し、積極的な声かけを行って詐欺被害を防いだとして、糸島署は12月23日、糸島市の西日本シティ銀行糸島支店と、福岡中央銀行前原支店の野中朋宏さんに感謝状を贈った=写真。
同署などによると、昨年11月18日、西日本シティ銀行糸島支店に640万円の振り込みを申し出る60歳代の男性客が来店。男性はSNSを通じた投資名目の詐欺に遭っており、スマートフォンの画面を何度も確認する様子などを不審に感じた同支店の藤田京子さんらが同行内で情報を共有。粘り強く男性を説得するとともに、警察へ通報した。藤田さんは、県警が被害を2回以上防いだ人を認定する「ニセ電話気づかせマイスター」となり、認定証が交付された。
10日後の同28日、同じ男性が福岡中央銀行前原支店を訪れ、620万円の振り込みを申し出た。応対した野中さんは、男性の切羽詰まったような様子から詐欺ではないかと疑い、男性を説得しながら同署へ連絡した。

同署で行われた贈呈式で、藤田さんと野中さんは「今後もお客さまに詐欺への注意を呼びかけ続けたい」と気を引き締め、梶原浩幸署長は「銀行の窓口という最後のとりでで食い止めていただいたことにとても感謝。声かけはとても勇気のいることだとは思いますが、ちょっとでも不審に思ったときは、すぐに糸島署に連絡してください」と、声かけの重要性を強調していた。
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