志登神社 商売繁盛など祈り捧げ
元旦の澄んだ空の下、新春の風が吹く糸島市志登の志登神社では、初詣客の笑顔と喜びの声が境内にあふれていた。正月恒例の博多人形付きクジも催され、年始めの運試しをする人たちの「当たり!」と歓声を上げる姿が、新年らしい華やぎを添えた。
境内には七つの末社があり、それぞれに異なるご利益が伝えられている。中でも厳島弁財天の末社には、芸能や財運、商売繁盛などを願う人が立ち寄り、静かに祈りを捧げていた。また、金運を招くとされる白蛇の像がある弁財天の銭洗場で、清め水に手を伸ばし「銭洗い」をする参拝者が続いた。
板持の上村さん家族は「夫婦の干支(えと)が辰と巳で、龍宮伝説がある御祭神の豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、弁財天の化身とされる白蛇を祭る志登神社に縁を感じ、2年前からお参りをするようになりました。神社のご加護か、暮らしが豊かになった気がします」と話し、仲良く銭洗いするわが子を穏やかな表情で見守っていた。

昨年12月に新設されたばかりの社務所では、総代の岩隈道生さんと地域の人たちが笑顔で新年の挨拶を交わし、氏神として1100年余り地域に親しまれる神社の温かな正月の風景が広がっていた。

(地域特派員・澤野香織)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
