【糸島市】災害時を想定し 住民ら実践訓練

福吉校区で炊き出し

 糸島市二丈の福吉コミュニティセンターで1月17日、「福吉校区避難所運営訓練-炊き出し編-」が実施された。陸上自衛隊福岡駐屯地からは炊事車や給水車が来場し、炊き出し訓練が行われた。

 訓練では、校区住民が豚汁を調理し、自衛隊は炊事車を使って米と唐揚げを調理した。参加者は、災害時の動きを具体的にイメージしながら作業に取り組み、完成した食事は、集まった地域住民など約250人に振る舞われた。

自衛隊の炊事車の説明を聞く児童たち

 訓練には地域住民約60人と福吉小学校6年生27人が参加。自衛隊車両の見学のほか、避難所のパーテーションの設置や段ボールベッドの組み立てなどを手分けして行った。

 炊き出し担当のメンバーは、豚汁用に用意したニンジンやダイコン、ネギなど150人分の食材をカットし、屋外のテントで煮込んだ。当日は風が強く、急きょ風よけのシートを張るなど、臨機応変に対応した。

 食生活改善推進会の水野多代子さん(77)は「今回は水が使えたが、実際の災害時には使えないかもしれない。豚肉を切ると、まな板を洗うのに水を使ってしまう。ラップを敷く、手でちぎるなど、非常時ならではの工夫について、みんなで話し合いながら作業した」と振り返った。民生児童委員の畑間啓子さん(76)も「節水しながら短時間で、衛生管理にも配慮した安全な食事を提供する難しさを実感した。いい訓練になった」と話した。

 今回の訓練を企画した佐藤剛史・大入行政区長は「訓練は最初から完璧である必要はない。実際を想定して動くことで課題を見つけ、それを次に生かすことが大切。災害時に駆け付けてくれる自衛隊に親しむ機会にもなった」と語った。

 6年生の永田はなさんは「炊事車はとても大きな機械で調理しているんだなとびっくりした。災害に備えて、非常食などを家に備えておこうと思った」と話し、防災への意識を高めていた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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