友納さん一家らに感謝状
糸島市消防本部(進藤俊典消防長)は12月22日、車両火災の初期消火に協力したとして、同市志摩御床の友納慶彦さん(85)と長男の慶治さん(58)、次女の敦子さん(52)、慶治さんの長男の令嗣さん(36)、親戚の石井翔さん(24)、令嗣さんの友人の南屋敷尚信さん(36)ら6人に感謝状を贈った=写真。

同本部などによると、昨年7月20日午前10時ごろ、山林近くの道路で、エンジンをかけたまま停車していた軽トラックから出火。運転手の80代男性が、近くでエダマメの出荷準備中だった友納さんらに助けを求めた。
慶彦さんらはすぐに現場へ駆けつけ、消火活動を開始。現場近くに溜めてあった水をバケツにくんで火にかけた。水が尽きると、今度は約20メートル離れた井戸から水をくみ、バケツリレーで懸命に消火を続けた。
敦子さんは119番通報し、消防車に現場の場所を教えた。地元消防団員でもある令嗣さんは、万が一の延焼拡大に備え、ポンプ車がすぐに放水できるよう、消防隊を近くのため池へ誘導。迅速な行動により、消防隊が到着した時には火はほぼ消えていた。現場は山に近く、「一歩間違えれば大規模な山火事につながる恐れがあった」(同本部)という。
22日に同本部で行われた贈呈式で進藤消防長は「通報、消火、誘導とそれぞれが役割を分担し、連携プレーが迅速な消火につながった。農作業の中で培われた信頼関係とチームワークのたまもの」と称賛。
感謝状を受け取った慶彦さんらは「無我夢中で、日ごろにはない力が出た。被害が広がらなくて本当によかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
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