フリースタイルフットボール世界大会
「やっぱり世界一取りたい」
サッカーボールを足や頭で自在に操りながら技を披露するフリースタイルフットボール(FF)の世界大会「スーパーボールワールドオープン2023」(8月、チェコ共和国プラハ)の、音楽に合わせて即興でパフォーマンスする「Kill the beat(キル・ザ・ビート)」部門(男女混合)で、糸島市志摩船越の会社員、安武舞さん(22)がトップ8に入った。
安武さんは志摩中のサッカー部に所属していた14歳のころ、ネットで見た動画の動きをまねたのがFFを始めたきっかけという。福岡市の福大大濠高に進んだ後も昼休みには昼食を早く済ませ、体育館で一人練習に打ち込んだ。慶應義塾大に進学後、今春からIT関連企業に就職。糸島市と愛知県、東京都を拠点に活動している。
学生時代は8時間、社会人となった今も土日を除き3時間半ほど練習をしている。450人ほどが参加した8月の世界大会は、現地に行きさえすれば誰でも出られる代わりに厳しい予選が繰り広げられ、安武さんは本選に進んだ世界の8人の中に選ばれた。
8月30日、糸島市役所で月形祐二市長に大会の報告を行った安武さんは、「自分はやっぱり世界一を取りたい。(FFのレベルが高い)日本で一番になれれば、世界が見えてくると思う」と目標を掲げ、「技術だけじゃなく、音へのアプローチの仕方は自分の強み。技術を競うバトル部門はもちろん、キル・ザ・ビートのような音楽性を問われる部門でも世界一になれるように頑張りたい」と語った。