全日本サーフィン選手権大会
アマチュア日本一を決める国内最大級の大会「第57回全日本サーフィン選手権」(日本サーフィン連盟・9月30日から10月6日、宮崎市木崎浜海岸)ウィメンクラスで、糸島市出身の大学3年生、大庭風美(ふみ)さん(21)=同市二丈吉井=が初優勝し11月24日、糸島市役所で月形祐二市長に報告を行った。
大庭さんは、サーフィンがしたかった父康弘さん(51)と一緒に、11歳で同市志摩の野北海岸で開かれているmissionサーフショップのスクールに通い始めた。現在は宮崎市の大学に進学し、木崎浜海岸で練習を重ねている。
選手権にはガールズ(18歳以下)のころから出場経験があり、ウィメンクラス(19歳以上34歳以下)には大学1年と2年で出場も、セミファイナル止まりだった。
今年初めてファイナルに進出すると、所有時間20分の残り1分ほどで繰り出した技が決まり、3位からの逆転で優勝を飾った。
「最後に技が決まった時は、行けたかなと思ったけど、確信が持てなかった」と大庭さん。海から上がってくると、「両親や支えてくれている人たちがみんな喜んでいて、それを見てとてもうれしかった」と笑顔を浮かべた。
今後の目標は、プロになること。年2回のトライアルを受けながら、「来年は世界大会にも挑戦したい」と目を輝かせている。