糸島市内の中学校で3月8日、卒業式が行われた。前原中学校では、卒業式の数日前から昇降口に桜のメッセージが飾られ、卒業生の新たな門出を祝った。200枚近く集まった桜の花びらのカードには、卒業生の保護者や前原中、校区内の小学校の教職員から贈られた卒業祝いのメッセージが書かれている。
卒業生たちは保護者やお世話になった先生方からのメッセージを見つけると「あった!」とうれしそうに声を上げた。中には妹から兄に向けた「いつも遊んでくれてありがとう」と心が和むメッセージもあった。
「卒業を祝う気持ちを見える形で表したい」とPTAで企画した桜のメッセージは、保護者ボランティアと一緒に作成した。集まった保護者たちは、3年間の思い出や進路についてわいわいと話しながら作業を行い、保護者も子どもたちの卒業と成長を実感する機会となった。
PTAの役員たちは「小学校の先生にも協力していただきありがたいです。保護者だけでなく、みんなには応援してくれる人がたくさんいることを忘れないでほしい」と春から新しいスタートを切る卒業生にエールを送った。