糸島署など寄贈
糸島署などは18日、糸島市の糸島農高と糸島高の女子1年生約250人に防犯ブザーを寄贈した。同日、同署署長室で贈呈式が行われ、梶原浩幸署長が犯罪防止に役立ててほしいと、両高の代表生徒2人にブザーを手渡した。
同署と両高は2012年、性犯罪への防犯意識を高める「SDE推進校」協定を締結。SDEは自己(Self)、防衛(Defense)、教育(Education)の頭文字で、同署生活安全課の署員が生徒に護身術を伝授するなど、防犯意識の向上に取り組んでいる。
この日、同署と市防犯協会、県防犯協会連合会から贈られた防犯ブザーは、直径5センチほどの丸型で、ひもを引っ張ると、大きな警戒音が鳴る。
ブザーを受け取った糸島農高の岡藤結花さん(15)は「学校の通学バッグに取り付けて持ち歩きたい」、糸島高の井上真菜さん(16)は「ブザーを持っているのが分かるだけで防犯効果があると思う。学校帰りなど肌身離さず携帯したい」と語り、梶原署長は「被害に遭わないのが一番だが、学校の行き帰りなどくれぐれも用心していただいて、怪しいと思ったら遠慮なくひもを引っ張って」と注意を呼びかけていた。