雨ニモマケズ 目標達成へ一歩一歩
「第13回110キロウォーク」783人参加
糸島半島を2周する第13回糸島三都110キロウォーク(同実行委員会主催)が11日から12日にかけて、糸島市志摩の志摩中央公園をスタート・フィニッシュに行われ、783人が完歩を目指してひたすら歩いた。
11日正午、同公園で行われた開会式の後、参加者たちはドラが鳴り響く中、意気揚々とスタートを切った。56キロを2周する全長112キロのコースで、志摩中や加布里漁港、井原住吉神社など4カ所にエイドポイントを設置。ボランティアがバナナやおにぎり、パンを配るなど、ウォーカーにエールを送った。
同公園では、市食生活改善推進会による糸島の郷土料理「そうめんちり」の提供が復活し、2周目を踏み出すウォーカーの背中を押した。西中ボランティア部の生徒14人は12日、同公園でゴールテープを用意するなど大会を支え、リーダーの3年生、小川弥生紗さんは「日本全国から参加されている方々を、糸島の私たちが支え、応援したくてみんなで参加しました。ボランティアを通して、仲間と共に成長できたと思います」と語った。
12日朝方から雨が降り出す中、ウォーカーたちは黙々とフィニッシュを目指し、結果、374人が見事完歩。完歩率は47.7%(昨年57.3%)だった。
5回目の参加という糸島市の吉岡繁光さん(44)は「曇り空から急激な雨風。体調管理、マメとの闘いで、日本一過酷な110キロウォークを思い知らされましたが、温かいそうめんちりが最高でした。110キロウォークは人生と同じ。コツコツと積み重ねが大事だと感じさせてくれました」と充実感をかみしめていた。