空き家問題など検討
いずれ空き家となる自宅や実家などの未来について考える講座「考えてみよう、私たちの家のこれから」(一社ママトコラボ主催)が12日、糸島市の可也コミュニティセンターで開かれた。自宅や両親の住む実家などそれぞれの持ち家の未来について検討した。
県の宅地建物取引業協会福岡西支部の吉田恵美子さんが、空き家を放置する危険性や、売却、賃貸の際の留意事項などを、実例をあげながら説明した。参加者は、今年3月に市が発行した「わが家の未来ノート」を使い、「相続人」「土地建物の情報」「維持管理に関する費用」などを記入し、今後確認することなどを整理した。
ママトコラボは、地域の未来について住民が話し合う市主催の意見交換会に関わっており、空き家に関する切実な声を耳にすることが多いため同講座を企画。代表の尾崎恭子さんは「空き家問題はいつか向き合わなければならない問題。空き家になる前の段階に、何かしらのアプローチができれば」と話した。