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《いとしま旬百景》百点“満天”の輝き
果てしない宇宙の広がりを感じさせる天の川。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの三つの一等星が「夏の大三角」を描く。右に見えるのは、1本のワイヤーでつられた全長100メートルのつり橋「加茂ゆらりんこ橋」。糸島市二丈福... -
5年ぶり盆綱引き 150人が笑顔で交流 ー大入地区ー
糸島市二丈の大入地区で15日、お盆の伝統行事である「盆綱引き」(市指定無形民俗文化財)が行われた。台風やコロナの影響が重なり5年ぶりの開催。移住してきて初めて参加する新しい地域住民や、帰省してきた懐かしい顔ぶれなど約150人が参加し、... -
昭和の糸島#425
【糸島の海は釣り客ばかり 昭和36年9月】 玄界灘に突き出し、長い海岸線を誇る糸島半島には、地元だけでなく昔から釣りを楽しみに訪れる人が多い。 夏の海水浴シーズンを終えたばかりの糸島の海岸線には、ひと息つくまもなく海水浴客に代わって釣... -
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
9月16日の没後100年が迫り、その生き方に関心が集まる伊藤野枝。本紙でも今週号で、福岡市総合図書館で開催中のトピック展示を取り上げ、野枝の生涯を追った。展示を見ていると、野枝自身の言葉に触れてみたいとの思いに駆られ、野枝の創作や評論... -
地域住民「共助」で災害備え
池田南行政区 発生リスク減へ河川清掃 地域みんなの助け合いで災害に備えていこう-。瑞梅寺川(池田川)が流れる糸島市の池田南行政区では、住民参加による河川清掃を行い、水害発生のリスクを減らす活動をしている。台風シーズンが到来する中、住民が... -
【糸島】ドクター古藤の園芸塾Vol.36(8/11号掲載)
秋冬野菜の適期適作を 今年の夏はなんとも暑いこと。水田畦畔(けいはん)の雑草は、普段は刈っても刈ってもすぐ生えてきますが、猛暑、高温乾燥が影響しているのですかね。さすがの雑草も伸びが悪いようです。農業を営むものにとって、雑草が伸びてこな... -
【糸島市】伊藤野枝と糸島❺女性解放運動家 没後100年
眼の男 大杉栄のこと 「私達はいつの日死に別れるかしれない、と考える時に、私は心が冷たく凍るような気がします」=1920(大正9)年2月29日書簡。女性解放運動家で文筆家の伊藤野枝がそうつづった相手。その相手とは、ギョロリとした大きな眼... -
【糸島】ドクター古藤の園芸塾Vol.35(8/4号掲載)
外来の害虫の被害拡大 今年は豪雨の梅雨を過ぎたと思ったら、今度は連日30度を超える猛暑の夏。私の幼少の頃は、エアコンなど高級なものはなく、ひたすら扇風機の前で、姉と場所取り合戦をしていました。それでも、自然の多い緑の中で、適度な夕立や、... -
ママライターの『糸島で見ぃつけた!』 ―師吉で古くて新しい夏祭り―
若い世代が盛り上げ 8月15日、志摩師吉で4年ぶりの夏祭りが開催される。実行委員を務めるのは、師吉行政区の役員でもある執行(しぎょう)泰宏さん(39)をはじめ有志6人。ほとんどが移住者の20代~40代で、「地域の子どもたちに思い出をつくっ... -
NYの県出身指揮者 九州大で講演し対談
海外で活躍する心構えとは 米国・ニューヨークで指揮者として活躍する県出身の伊藤玲阿奈さん(44)の特別講演会が7月29日、福岡市西区の九州大学椎木講堂で開かれた。県宅地建物取引業協会福岡西支部女性部と流通促進委員会が主催。 「これから... -
農民の尽くした遺徳しのぶ
宮崎安貞の生誕400年顕彰 ー女原集会所ー 江戸時代前期の農学者で、わが国初の体系的農書「農業全書」を著した宮崎安貞(やすさだ)(1623-1697)の生誕400年顕彰祭が7月24日、福岡市西区の女原集会所で開かれた=写真。宮崎安貞翁... -
糸島ではぐくんだ平和の遺跡
野見山暁治さんしのぶ ー早良美術館るうゑ館長 東 義人ー 6月26日、テレビと新聞朝刊で文化勲章受章の画家、野見山暁治さんの訃報に接したとき、「遅かった」と残念でたまらない気持ちになった。お詫(わ)びもお礼もしないままの別れが... -
《糸島新聞連載コラム まち角》
ウクライナのゼレンスキー大統領がフランスのカンヌ映画祭開幕式にオンラインで参加し「独裁者は敗れると確信している」とスピーチしてから1年以上が過ぎた。「独裁者」とはロシアのプーチン大統領のことだが、ウクライナ各地では、侵攻してきたロシア... -
昭和の糸島#424
【前原は電話の全自動化へ 昭和36年6月】 前年から工事が進められていた前原電報電話局の建物が前原町役場(現在の糸島市商工会館付近)前に完成間近となった。当時は前原町役場も木造二階建ての時代で、同電報電話局の建物は糸島郡内で初の近代的... -
雷山空襲の記憶 風化させない
遺跡保存委員会立ち上げ 「罪のない命が奪われた戦争の悲惨さを後世に伝え、平和を守っていきたい」-。78年前の6月19日、米軍のB29による焼夷(しょうい)弾空襲で「火の雨」が降り注ぎ、8人が犠牲となった雷山空襲。当時の様子を直接記憶にとど...