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新聞記事
【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
ウクライナ、そしてパレスチナ自治区ガザで今起きている惨状。がれきの中で泣き叫ぶ人々を伝えるニュースを見る度、ただただ、心の中で手を合わせる。悲しい世界に向け、どうにか平和になってほしいと祈ることしかできない自分がいる。ただ、その悲しみ... -
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
糸島の野菜は、どうしておいしいのか。それは豊かな自然に恵まれ、その養分を畑にうまく取り入れる仕組みがつくられているからだー。福岡舞鶴高放送部の生徒たちが高校生向けに、糸島の野菜が元気に育つ由来を探るビデオ作品づくりに取り組んでいる▼その... -
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
60歳を過ぎ、大学時代に同じゼミで学んだ同級生と飲み交わす機会が急に増えた。京都にある大学出身のため、九州で暮らす同級生は9人のうち2人のみ。遠方の同級生とはこれまで年賀状のやりとりだけだったが、再雇用で働く同級生から「出張で福岡に来... -
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
美味(おい)しく食べて竹林整備-。全国約120の個人・団体とつながり、竹を資源化する取り組みをしている純国産メンマプロジェクトが糸島市でサミットを催し、今週号の本紙で取り上げている。取り損ねのタケノコは価値がなく、蹴飛ばしたり、たたき... -
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
「今年はやるからね。ゆっくりと、曳山(やま)を楽しんでください」。唐津の知人から久しぶりの電話。コロナ禍で休んでいた唐津くんちの接待を4年ぶりに行うというお誘いだった。漆塗りの曳山が勇壮に次々と曳(ひ)かれていく通り沿い。知人の家の座敷... -
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
晴れ渡った秋空の下、クリスタルブルーの鮮やかな朝顔が咲き誇っているのを民家の庭先で見かけた。根が張って翌年もそこから育つ宿根の琉球朝顔だ。朝顔は夏に花を咲かせるものだと思い込んでいたが、調べてみると、琉球朝顔は霜が降りる季節まで咲き続... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
稲穂が豊かに実るとき、かつての日本では、満開の桜の花を思い浮かべる人が多かったかもしれない。日本の稲作儀礼として「予祝(よしゅく)」という風習がある。あらかじめ、かなえたい夢が実現したことをお祝いし、将来、その通りの結果を得ようとする... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
落ち葉が積もる季節になった。自宅前の街路を掃くたびに、思うのは「きれいにしておかないと、世間体がよくない」。気遣いばかりしている自分がいるが、ウオーキングをしている人が通りかかると「気持ちよく歩いてもらえている」と、うれしくなる▼車を走... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
秋の深まりとともに、にぎやかな秋祭りの季節がやってきた。今週号で紹介した糸島市の志登神社の例大祭。日が暮れ、暗くなった鎮守の森の奥で、明かりのともされた社殿が鮮やかに浮かび上がっていた。神職の宮﨑多恵さんによる朝日舞がこの清らかな社殿... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」。鎌倉、南北朝期の歌人、兼好法師の徒然草(つれづれぐさ)に出てくる一文。花は満開の時だけに、月は欠けていない満月の時だけにめでるものなのか。そうではないだろうと。9月29日の中秋の名月。晴れた... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
「『何もしない』をしているんだよ」。ディズニーのアニメでおなじみの「くまのプーさん」が口にする懐かしいセリフがふと浮かんできて、心がすーっと晴れ渡った。健康診断を受けた病院の待合室でのこと▼検査を待つ間、近くにテレビはなく、手元に暇つぶ... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
日本で稲作が始った太古の昔、実りの季節の田は黄金色ではなく、赤く鮮やかに輝いていたのであろう。古代から伝わる赤米と、現代のもち米をかけ合わせた二丈赤米が頭(こうべ)を垂れる糸島市二丈吉井の広大な水田。そよ風に揺れるその光景を眺めている... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
「1頭目の時はよく断られることがありました」。現在で3頭目の盲導犬ユーザーの女性が、九州盲導犬協会報の創立40周年記念号のインタビュー記事で、盲導犬を同伴して店に入ることを拒否された経験を語っている。かつて、プールを利用していた施設でレ... -
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【糸島市】《糸島新聞連載コラム まち角》
関東大震災から100年。焼け野原の被災地が混乱する中、憲兵隊に拘引され、共に暮らし活動した無政府主義者大杉栄と、大杉のおい橘宗一とともに虐殺された旧今宿村出身の伊藤野枝。当時、糸島新聞がこの事件をどう報じたのか調べていると、関東一円で... -
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《糸島新聞連載コラム まち角》
「地球温暖化の時代は終わり、地球が沸騰する時代が到来した」。国連のアントニオ・グテーレス事務総長が強烈な表現を使い、温暖化が加速している状況に警告を発した。世界気象機関(WMO)などが7月の平均気温が観測史上最も高くなるとの見通しを発...