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糸島舞台に 主役は熱く 支え手も輝く

2019.11.15

 福岡マラソン・フルマラソンの主役は、福岡市の都市部を抜け「糸島路」を駆けた1万1773人のランナーたち。その一方で、エイドステーションやフィニッシュ地点などで役割を果たすボランティア、沿道から声援を送る地域住民、「食」などでランナーの疲れを癒やす人たちも、輝きを放った。

 チーム一丸、アソカの9人

9人そろい、ゴールでもらえるタオルを広げて記念撮影

 アソカ幼稚園(糸島市前原東)とアソカの森幼稚園(福岡市西区飯氏)の保育士らでつくる「チームアソカ」の9人は、グループでチーム戦にエントリー。全員そろって糸島を目指した。きっかけは、両園の事務長斉藤守清さん(48)の声掛け。「逃げられないシチュエーションを作りたかった」と仲間を募った。

 1人を除く8人がフル初挑戦。「42・195㌔は未知の世界」と不安をのぞかせていた斉藤さんも、5時間58分9秒でフィニッシュ。チームも9人のうち7人が完走した。

 「足は痛いけど、楽しく走れた」と充実感をにじませた斉藤さんは「仕事以外でも、みんなで同じ目標に向かうことができた。チームの仲間がいたからこそ完走できた」と目尻を下げた。

 「応援者とギブアンドテイク」

シャツやパンツが「チコちゃん」だらけの狩野さん

 「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の決めぜりふで国民的人気キャラクターになった、「チコちゃん」をランニングウエアに多数あしらい、3時間56分のタイムで快走したのは、福岡市早良区の狩野容彰(ひろあき)さん(68)。

 マラソンをくまモンや浦島太郎などコスプレ姿で走るようになったのは、7年前から。今年は5カ月前から考案し、チコちゃん生地を取り寄せ自ら型紙でパンツを制作。シャツの胸にチコちゃんのおかっぱ顔を、背中には「ボーっと走ってんじゃねーよ!」とアップリケで作り縫い付けた。「沿道から声援でパワーをくれる人たちを喜ばせたい。ギブアンドテイクです」。

 実は狩野さん、今季は10月15日~今月17日、ハーフマラソンから「糸島観(み)にマラソン」(30㌔)、103㌔のスーパーマラソンまで6週連続でマラソン大会に出場。福マラは5番目。年明けには69歳。愛嬌(あいきょう)たっぷりの健脚レジェンドランナーだ。

 声援熱く、桜野の伊牟田交差点

吉田教諭を応援する横断幕と志摩中の生徒

 あと5㌔―。伊牟田交差点のある桜野校区の住民と桜野小の児童は、この日のためにビオラ400鉢をプランターで育て、沿道を花で埋めた。同小4年生約20人は、B4サイズの色画用紙に1人1文字ずつ「あきらめないで」「ゴールまで」と書き、ひもで万国旗のようにつないだ。

 同校区振興協議会は、ランナーを歓迎する意味を込め、顔出し看板や横断幕を設置し、手作りかかしも並べた。校区の人たちも沿道に出て「残り5㌔」と声を送り、最後の力を振り絞るランナーの背中を押した。

 同交差点近くでは、志摩中美術部の生徒たち14人がランナーとハイタッチ。マラソン初挑戦となる同校の吉田凌教諭(24)のために「ガンバレ 吉田凌先生」と書いた横断幕(縦1㍍、横3・6㍍)も用意。ゴールテープを切る横断幕のイラスト通り、見事完走を果たした吉田教諭は「生徒たちにめちゃくちゃ力をもらいました」としみじみ語った。

 JA糸島、肉など振る舞う

行列をなすランナーのため糸島牛と糸島豚を焼く会員ら

 JA糸島は今回も三つの組織が、「ランナーおもてなしエリア」で糸島自慢の「食」をたっぷり振る舞った。生産部会協議会は糸島牛(肩ロース)と糸島豚(バラ)の焼肉セット千人分、園芸部会は糸島ミカンを千袋。

 女性部は役員ら20人が、ゴボウなど6種の野菜入りの具だくさん豚汁を千杯用意。2時間41分で走り終え、熱々の豚汁を胃袋に流し込んだ会社員浜地洋輔さん(31)=福岡市西区元岡=は、「このエリアのお目当ては豚汁。おいしい」と笑顔。

 一方、ランナーも応援者も入れる「おもてなしブース」で、糸島市の給食調理員が出展した「きゅうしょく屋さん」。タイご飯とひじきご飯の2種類・計600食を、お昼時に2回に分け無料で配ると、10~30分でなくなるほど人気だった。

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