志登神社で例大祭
糸島市志登の志登神社(宮﨑千秋宮司)で6日、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願する例大祭が催された。宮﨑宮司の長女で神職の宮﨑多恵さんによる朝日舞の奉納があり、爽やかな大空に日が昇るさまを思わせる舞に、参拝者約60人が見入っていた。
例大祭では、宮﨑宮司と岡本靖文禰宜が神事を行った後、朝日舞が披露された。この舞は男性の神職が舞うことを想定してつくられた力強い祭祀舞。朱色の狩衣(かりぎぬ)をまとった多恵さんは体中から力をみなぎらせ、サカキを手に雅楽の調べにのって舞い上げた。
宮﨑宮司は「社会がコロナ下から落ち着いていき、穏やかな日々が続くよう祈りました」、氏子総代の岩隈道生さんは「にぎやかに例大祭が行えて何より。神様は喜んでおられると思います」と話していた。