目隠し女相撲に笑い声響く

松末五郎稲荷神社

 糸島市二丈松末の松末五郎稲荷神社で10日、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝するふいご大祭があり、女性による「目隠し女相撲」が奉納された。前頭5枚目から横綱、飛び入り参加も含めた26人の女性力士が、東西に別れて勝負した。

頭巾をかぶった相撲の対戦に、熱の入った声援が飛んだ

 元々は奉納相撲として、男性による相撲が行われていたが、お酒が入ってけが人が出ていたことから、女相撲が始まったという。

 横綱の土俵入りに続き、取組が始まった。七福神の頭巾をかぶった力士が、土俵の両端で背中合わせの状態で正座。行司の「はっけよい!」のかけ声で正面を向き、手探りで相手を探す。

 手をいっぱいに広げて、相手を恐る恐る探す力士に、観客から「もっと前に」「押せ、押せ」と大きな声援が飛び、笑いが絶えない取組が続いた。横綱戦は2度物言いが付き、3戦目でようやく決着が付く接戦だった。

 運営を担当した松﨑治磨さん(65)は「今回は4年ぶりの開催で、継続できるか心配していた。元気に出場してくれた力士たちが盛り上げてくれて、安心した」と伝統行事の開催を喜んだ。

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