昭和の糸島#445

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生まれ変わった周船寺小  昭和31年4月

 周船寺村の池次雄村長が就任時に第一目標として掲げていた、村立周船寺小学校の全面改築事業の第一期工事がこのほど完了、4月25日に落成式を開くことになった。

 これまで、「糸島郡で一番老朽化した学校」などと言われていたが、今回の完成ですっかり生まれ変わったことで面目躍如、落成式には村や学校関係者ら多数が出席して盛大に開かれ、みんなで完成を祝った。

 今回の全面改築工事では、周船寺小学校の北側5反歩を新しく買収して拡張し、校長室や職員室、図書室が入る本館と、テラス付きの教室6室を含む2棟建設、玄関を北側に変更した。壁面は白、屋根はすべて明るい緑色で統一された。総工費は約1125万円。

 同村では引き続き420万円の予算を投じて第二期工事を進めていて、普通教室5室、用務員室、家事室などの建設が進められている。

 5年後の昭和36年には、周船寺村は福岡市と合併し、福岡市立周船寺小学校となった。

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