昭和の糸島#447

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志摩村と北崎村を指定へ  昭和31年7月

 県内の農林水産業の振興地域を決める県の審議会が7月7日に開かれ、糸島郡からは志摩村の可也と桜野地区、北崎村全域が農漁村振興特別助成地区として選出された。志摩村の芥屋と小富士地区については農林省の一般地区に指定される見通しとなった。

 特別助成地区に指定されると、新農山漁村振興協議会が設置され、同協議会で決める各種振興施設のうち農業関係では小規模土地改良事業や園芸生産モデル共同施設、畜産営農改善モデル共同施設、和牛や綿羊の肥育共同施設。漁業関係では沿岸漁村振興共同施設、魚貝増殖共同施設などに国庫補助が適用され、今後の発展が期待された。また、一般指定地区では振興策の調査費として、国から年間5万円の補助金が支給される。

 写真は、特別助成地区に指定された北崎村の宮浦地区を撮影したもの。浜の波打ち際に寄せられた手漕ぎの小型木造船の上で作業する漁師、荷物を肩に乗せ砂浜を歩く女性、遠くには料亭・田中屋、唐泊の家々が見えている。

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