~赤米ご飯~ 食生活にバラエティーを

NHKの連続テレビ小説「おむすび」(今秋スタート)で橋本環奈さん演じるヒロインが生まれた平成元年。同じ時期、糸島市二丈吉井の農家、吉住公洋さんの棚田では新品種のお米「二丈赤米」が誕生した。

 古来の赤米と現代のもち米を掛け合わせた、もっちりとおいしい二丈赤米。「白米に1割程度の赤米を混ぜて炊くときれいな桜色になり、お花見にぴったり」と、公洋さんの娘の万葉さん。栗や銀杏、山菜などと一緒に炊き込むのもおすすめだ。

玄界灘を望む棚田で吉住公洋さん(右)と娘の万葉さん

 「白ばかりでなく、たまには違う色のお米で変化を楽しんで」。ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養分もさることながら、食生活にバラエティーを与えてくれるのが赤米の魅力だと公洋さんは話す。「食事をおいしく、楽しく!」。吉住さんが米作りを通じて発信しているメッセージだ。

二丈赤米産直センター(ホームページ:二丈赤米 (akamai.jp)
092326-5075

(地域特派員・榮鮎子)

      ◇       

 食と人情の街として「おむすび」の舞台の一つとなる糸島。全国に元気と笑顔を届けるドラマを、地域を挙げて応援するとともに、地域の人たちが糸島の豊かな自然や農林水産物、歴史・文化といった魅力をアピールする。

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