「Gallery SPACE SASUKE」復活
「Gallery SPACE SASUKE」が以前と場所を変え、糸島市志摩新町に13年ぶりに復活した。運営するのはアーティストのSASUKEさんで、1階は自身の陶芸作品を展示、2階スペースは無料で貸し出している。「アーティストたちが自力で個展を開くのは大変。作品発表の手助けになれば」と、若いアーティストを支援したいとの思いを語る。

昨年12月にうれしい再会があった。16年前に「あなたは何かやった方がいい」とSASUKEさんに転機を促され写真家になった福岡市在住のリリムさん。大きな賞を受賞し、SASUKEさんにお礼を伝えにきた。その際、ギャラリーのことを知り、4月末から個展を開くことにした。
ギャラリーでは、生け花の創作に取り組む糸島市在住の窪寿恵さんも今秋、個展を開く予定だ。日光写真など独創的な作品を「図画工作のように自分が楽しんで」生み出すリリムさんと、「花が一番輝ける姿に生けたい」と話す窪さん。2人はギャラリーで顔を合わせ、創作に向けた思いを語り合うことも。
窪さんが「山の草花を見るのが好き」と言えば、「ぜひ一緒に」とリリムさんの目が輝き大盛り上がり。専門の違うアーティスト同士が出会えることは「刺激を受けられてとてもうれしい」と声をそろえた。
アーティストが集い、意欲的な作品づくりにつながる場にもなっていく。
ママトコラボ取材班 牧野 登志江