昭和の糸島#452

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雷山千如時で山開き  昭和33年7月

 海や山の豊かな自然に恵まれた糸島には、年間を通じて多くの観光・行楽客が訪れている。近年は夏になると海では海水浴、山ではハイキングやキャンプを楽しむ人が増えている。

 そんな中、糸島郡観光協会連合会では登山や縦走、ハイキングなど、夏山を楽しむシーズンを迎え、郡内の山での安全を祈願して、7月12日午後2時から前原町の雷山千如寺で「山開き」をすることを決めた。

 山開きには地元をはじめ、福岡市内などの愛好家や各職場の山の会にも参加を呼び掛け、千如寺境内で祈願祭を行った後は、素人飛び入りの演芸大会やのど自慢大会も開かれることになっている。

 また、希望するグループは同日の夜、雷山山頂下の金原町有林に集まってテントを張り、キャンプファイアで夏山の夜を楽しむという。

 当日、雷山千如寺の境内には郡内外からたくさんの愛好家たちが訪れ、護摩焚きによる安全祈願祭、演芸などのイベントを楽しんだほか、職場や地域の山の会同士の交流を深めていた。

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